【スタッフインタビュー】
Webコーダーさんに海外向けWebサイトのコーディングについて聞いてみた!

第2回スタッフインタビュー Webコーダー編
2023.06.15 2023.08.31

「idaブログの中の人」2回目は、Webソリューション事業部のWebコーダーさんに海外向けWebサイトのコーディングのお話を中心にうかがいました!

Webスタッフ
(インタビュアー)
Webコーダー

はじめに、Webコーダーとしての経歴について教えてください。

Webコーダーとしては計9年間ぐらいです。
前職でもWebコーダーとして勤務しており、アイ・ディー・エーのWebソリューション事業部では海外向けWebサイト制作に携わって7年目になります。

普段どんなお仕事をされているんですか?

私はコーディング業務全般を担当しています。お客様の海外向けサイトのHTMLコーディングを行い、様々なジャンルのWebサイト制作に携わっています。多言語CMSの運用や、技術的なところでは 必要に応じてJavaScript やphpを用いてユーザーが使いやすいサイト作りを心がけています。

海外向けWebサイトと日本語Webサイトでは、コーディングや気を付けないといけないところに違いはありますか?

そうですね、大きく3点あります。

1点目は前回のデザイナーさん()のお話と重複しますが、日本語でコーディングを行っても海外向けに翻訳されると文字数が変わり、レイアウトが崩れてしまうのでその点を考慮したコーディングを行う必要があるところです。
2点目は、言語ごとに最適化したコーディングを行うところです。

日本語サイトにはあるコンテンツでも、「〇〇語ではここは項目ごと削除、〇〇語ではここは残してここに項目追加」ということがあるため、融通のきくように設計を考えながらコーディングを行っています。

また言語ごとに最適化したフォントを使い、よりテキストがきれいに見えるようにしています。

3点目は中国向けサイトですね。

中国向けサイトは、海外向けWebサイトの中でも特に気を付けないといけない点があるんですか?

そうですね。中国向けサイトではGoogleマップが使えないため百度マップに変える必要があったり、Googleフォントが使えないため中国向けに最適化する必要があったり表現方法に規定があったりと、他の海外向けサイトと比べて気を付けるポイントが多いですね。

海外向けWebサイト制作のやりがいはどういった点ですか?

1つはお客様の海外展開のお力になれる点です。
Webサイトはリアルタイムでお客様やユーザーの反応が確認できるため、お手伝いができている感覚がダイレクトで得られます

もう1つは、多言語向けサイトは言語ごとの調整が必要になる分、スタイルを設定するためコード(CSS)が煩雑化しやすくなるのですが、そこでいかにメンテナンス性の高いソースコードを無駄なく記述できるかという点に面白みを感じます。綺麗にコードを書けたときには「やった!」と嬉しくなります。ちょっとマニアックですけれども(笑)

今までで印象に残っている制作エピソードなどはありますか?

印象に残っているのが、アイ・ディー・エーに入社して割とすぐに11言語の多言語サイト制作を担当したことです。それまで多言語サイトを作った経験がなかったので、英語や中国語・韓国語などの個人的によく見かける言語に加えて、スペイン語・タイ語等まで同時進行で行うのかと衝撃を受けました。
翻訳会社ならではの翻訳から制作までのスピード感を感じましたね。

Webは技術の進歩やトレンドの移り変わりが早いですが、普段からどのようなことを意識していますか?

最新の技術を情報収集して、チーム間での共有を日頃から行っています。
また効率化のためには新しい技術も積極的に試してみて、良いものはどんどん取り入れていっています。お客様からのご要望にもお応えしていけるように日々取り組んでいます。
好奇心はあるほうなので、当事者意識をもって解決していくようにしています

今後チャレンジしたいことや注目している技術などがあれば教えてください。

個人的には idaで提供しているMadCap(ドキュメント制作管理CMS ) を用いた制作や、動画に関わる制作に携わっていきたいです。

注目している技術といった面では、今後Webサイト制作にもAIや自動化の技術が絡んできて、自動化の仕組みをうまく使って作っていく技術が必要になるのかなということと、>マーケティングの観点からより個人個人にあわせたコンテンツやサイト設計が大事になってくるのかなと思っています。

ありがとうございました!!またよろしくお願いします。

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