2012年11月22日

先日、とあるSNSサイトから多言語WEB制作のお見積り依頼がありました。翻訳原稿として添付されていた資料を確認してみると、大量のCake PHPのビューファイルが。 views 以下の全てのファイルとエラーメッセージ等のテキストを送っていただたいたのでした。

実はこれ、大変ありがたいのです。

近年では、従来のような静的なHTMLのみで構成され たWEBサイトはどんどん少なくなっています。idaのようにHTMLを直接翻訳できる環境を持っていても、それだけではWEBサイトのローカライズを行なうことは難しく、フレームワークを使った動的なWEBサイトの翻訳・ローカライズには、一定のシステム開発のノウハウが必要になってきます。

 

例えばsnsサイトでは、ユーザからの投稿やコメントが各所に表示され、ブラウザで見ただけでは「どこからどこまでが翻訳対象なのか」を判別することができません。これでは正確なお見積りをすることも難しくなります。

ところが、フレームワークのビューファイルを送っていただけると、実際に全ての画面で使われる静的なテキストが得られますし、表からは見えにくい機能の画面を見逃すこともありません。翻訳文字数や作業ボリュームも正確に見積もることができます。MVCのメリットは翻訳ローカライズの面でも大きいと思います。

とはいっても、実際にはハードコーディングされたテキストがゼロということはなかなかないので、その点は常に検討課題になります。他にも

  •  表示画面と原稿のテキストが分離すればするほど、翻訳者には文脈がわかりずらくなる
  • 翻訳後のビューファイルの動作検証をどう行なうか

など、まだまだ課題が多く多言語翻訳+WEB制作の世界は奥が深いです。

 

WEBチーム:堤