Googleはlang属性を見ない!?
2012.10.18
2023.06.29
今回はGoogleのWebマスター向けブログからの抜粋です。こんな記述がありました。
Google の言語認識(中略)Google では「lang」属性から文書型定義(DTD)まで、コードレベルの言語情報はすべて無視します。
がーん・・・無視するんですか。
そこだけで言語を判定していないにしても、少しくらいは参考にしていると思ったんですが、完全に無視とは・・・。
lang属性は正しく設定されていないことが多いため、あくまでページ内に書かれているテキストの言語で判断するとのこと。
この言語判定には、Google翻訳の「言語を検出する」と同じ機能が使われていると思います。
たまに多言語サイトで、ページのテキスト量が少なくてキャッチコピーが英語などの場合に、Google翻訳が言語を間違うことがありますが、コンテンツのテキストで言語を判定しているからなんですね。インドネシア語とマレー語を間違うことが多いのもそのためかも・・・
他にもこんな記述が注意事項として挙がっていました。
- ページごとに使用する言語を統一すること
- 原文と訳文を一緒に表示しないこと
ところで、Google が無視するからといって lang属性を設定しなくていいということにはなりません。
lang属性によってブラウザが適用するフォントが変化することが知られていますし、Google以外の検索エンジンはlang属性を参照しているかもしれません。多言語サイト制作では常に気にしておくことになるポイントですので、なるべく適正なマークアップを心がけましょう。
WEBチーム:堤
最新の記事
-
英文開示の翻訳を翻訳会社に依頼するときのポイントを解説
-
IR資料の英文開示に機械翻訳を活用する方法を東証のハンドブックから解説
-
東証の「英文開示ハンドブック」に見る、IR資料翻訳を進める3つのステップ
-
機械翻訳とプロ翻訳を融合した翻訳手法「ポストエディット」の活用方法を解説
-
HTMLマニュアルのメリットとは
よく読まれている記事
【実践ガイド】海外向け多言語サイトの作り方と制作費用を7つのトピックで解説
多言語サイトで機械翻訳を使うときの5つの注意点
Google公式情報に見る海外向けサイトのSEO、多言語サイトのSEOポイント
HTML直接翻訳で多言語サイト制作の手間と費用を大きく削減
多言語LP(ランディングページ)制作で押さえたい4つのポイント