翻訳と制作、バラバラに頼んでいませんか?
翻訳の「その先」で失敗しないワンストップという選択

WEBチーム:大久保
2026.03.19 2026.03.19

海外向けのドキュメントやウェブサイト制作を検討しているとき、翻訳と制作をどう進めるべきか迷うことはありませんか?
「翻訳はできたのに、その後の工程で思ったように進まない」というケースも少なくありません。

私たちアイ・ディー・エー株式会社 では、翻訳から制作までを一貫して引き受ける「翻訳ワンストップソリューション」を提供しています。
「結局、バラバラに頼むのと何が違うの?」「まとめて頼むメリットは?」と疑問に思う方も多いはずです。

今回は、一社にまとめて依頼することで生まれる価値について、現場の視点から解説します。

バラバラに発注する

多くの場合、翻訳は翻訳会社へ、ウェブやドキュメント制作は制作会社へ、と役割ごとに発注されます。専門分野が異なるため、こうした進め方自体はごく自然です。

ただ、プロジェクトが進むにつれて、両者の間の調整やデータのやり取りが増え、「思ったより大変だ」と感じる担当者の方も少なくありません。

単に窓口がひとつになるだけではない

ワンストップとは、翻訳から制作までを一つの窓口で進められる体制のことです。
翻訳と、その後の工程(ウェブサイト制作やDTP制作など)を切り離さず、一つの会社で完結させる体制を指します。

「窓口がまとまるだけでしょ」と思われるかもしれません。
しかし実際には、見積もりには表れにくい価値がいくつもあります。

ここでは代表的な2つのメリットをご紹介します。

メリット① 見積もりに載らないコストを減らせる

例えば、翻訳会社Aと制作会社Bに別々に依頼した場合、お客様は両者の間に立って「調整役」を担うことになります。

フローの例:

  • 翻訳に1箇所修正が入るたびに、A社へ連絡。
  • 修正済みデータを受け取り、それをB社へ転送。
  • B社から「ここの文字数が増えてデザインに入りません」と言われ、またA社に相談…。

こうした「情報の伝言ゲーム」は、想像以上に時間とエネルギーを要します。

ワンストップ体制の場合、翻訳と制作の調整はすべて依頼先の会社で完結します。
担当ディレクターとやり取りするだけでよく、進行管理の負担を大きく減らすことができます。

補足すると、私たちは翻訳のみを担当させていただくケースも多く、「必ずまとめて依頼してください」とお伝えしたいわけではありません。
場合によっては、翻訳と制作を分けた方が金額が安くなることもあるでしょう。

ただし見積もり上の数字だけでなく、「コミュニケーションの負荷」という目に見えないコストも含めて判断することが大切です。

メリット② 実際の成果物と一致した翻訳資産を残せる

翻訳データは、一度使って終わりではありません。使用した用語やフレーズを蓄積し、次の翻訳・制作に活かすことで「翻訳資産」として活用できます。

「翻訳資産の管理なら、いつも依頼している翻訳会社がやってくれている」と思われるかもしれません。しかし、翻訳と制作を別々に発注している場合、ここにも思わぬ手間やリスクが生まれることがあります。

それは、制作現場(ウェブやDTP)での「テキストの微調整」が翻訳データに反映されないという問題です。

制作を進める中で、「文字数が多すぎてデザインの枠に入らないから、少し削ろう」「改行位置に合わせて表現を変えよう」といった調整はよく発生します。バラバラに依頼する体制の場合、この「デザイン上の最終変更」をわざわざ翻訳会社にフィードバックするケースは少なく、結果として「翻訳会社のデータ」と「実際に世に出たデータ」にズレが生じてしまいます。

そうなると、せっかく蓄積したはずの翻訳資産を次回に活かしきれません。また一から翻訳をやり直すとコストもかさんでしまいます。

ワンストップ体制なら、制作現場での微調整まで含めた実際の成果物を、お客様に手間をかけることなく翻訳メモリとして保存できます。常に最新で正確なデータを一箇所で管理することで、次のようなメリットも生まれます。

ブランドの信頼性が高まる

媒体によって言い回しが変わると、海外のユーザーは違和感を覚えることがあります。翻訳表現を常に最新の状態で統一することで、企業としての一貫した印象を伝えることができます。

二度手間、二重払いを防ぐ

たとえば、紙媒体の製品カタログで苦労してレイアウト調整した表現を、そのままウェブサイトや動画にも展開できます。毎回ゼロから翻訳・調整し直す必要がなくなるため、結果としてトータルコストも抑えられます。

プロの視点:「完成後のチェック」に潜む、手戻りと調整の沼

言語によっては、制作において特有の難しさがあります。

たとえばタイ語。句読点がないため単語の区切りが分かりにくく、改行位置を誤ると意味が通じなくなったり、極端に読みづらくなったりすることもあります。

「制作会社で仕上げた後に、翻訳会社でネイティブチェックやブラウザチェックの工程を追加すれば解決するのでは?」とお考えになるかもしれません。たしかに、最終的なミスを発見することはできます。しかし、最大のリスクは「デザイン完成後に修正箇所が発覚する」ことで、橋渡しの手間が増えることです。

■手戻りの例:改行位置の誤りが見つかった

→ 翻訳会社の修正案を制作会社へ伝達。
→ 修正を反映したが、そのせいで文字がデザインに収まらなくなった。
→ 再度翻訳会社へ翻訳のリライトを依頼。
→ 新しい訳文に置き換えると、改行位置がまたズレてしまった。
→ また翻訳会社へ質問のループ、、、、

別々の会社に発注している場合、お客様自身が間に入り、こういった「伝言ゲーム」を繰り返すことになります。結果、スケジュールもコストも圧迫されてしまいます。

翻訳会社が制作まで担当する最大のメリットは、後工程でミスを見つけることではありません。社内で「言語のプロ」と「制作のプロ」が直接連携できることにあります。「枠に収めるために、意味を保ったまま短いこの単語に置き換えよう」といったデザインと言語の最適解をその場で自己完結して導き出せるため、お客様を巻き込んだ無駄な手戻りやスケジュールの遅延を防ぐことができます。

私たちが「一貫体制」にこだわる理由

私たちが目指しているのは、単に作業をまとめることではありません。

アイ・ディー・エーは、翻訳の専門会社であると同時に、制作現場を支えるパートナーでもあります。現在のワークフローをお伺いし、どこを効率化できるのか、どうすれば品質を守れるのかを一緒に考えます。

翻訳と制作を分けて考えるのではなく、一連の制作プロセスとして捉えること。
そしてお客様とコミュニケーションを重ねながら、より良い発信の形を一緒につくっていくこと。

それがアイ・ディー・エーの考えるワンストップです。

煩雑な調整業務はプロに任せ、本来の重要なミッションに集中できる環境を整える。そのお手伝いができればと考えています。

こんな状況なら、ワンストップを検討するタイミング

もし次のような状況があるなら、翻訳と制作の進め方を見直すタイミングかもしれません。

  • 翻訳会社と制作会社の間の調整に時間を取られている
  • 媒体ごとに翻訳の言い回しが少しずつ違う
  • 海外向けの情報発信が増えてきている

こうした課題は、翻訳の品質の問題ではなく、進め方の設計によって解決できることもあります。ワンストップ体制は、その選択肢の一つです。

まずは、今抱えている「ちょっとしたお悩み」からお聞かせください。

ライターWEBチーム:大久保

アイ・ディーエーの情報発信担当です。