各種ソーシャルボタンの多言語化設定についてまとめてみた
facebookの「いいね!」ボタンやTwitterの「ツイート」ボタンを多言語表示するための設定について、対応している言語や言語コードの指定を毎回調べている気がするので、備忘録がわりにまとめてみました。まずは、対応言語の多い Facebook、Twitter、Google+ の3つについてです。
facebook「いいね!」ボタンの言語設定
「いいね!」ボタンの設置方法には何種類かあり、言語を指定する部分も若干異なります。
HTML5、XFBMLの場合は、JavaScript内のURLに言語コードを指定する。
HTML5の場合だと、こんなカンジです。XFBMLの場合もほぼ同じです。
<div id="fb-root"></div>
<script>(function(d, s, id) {
var js, fjs = d.getElementsByTagName(s)[0];
if (d.getElementById(id)) return;
js = d.createElement(s); js.id = id;
js.src = "//connect.facebook.net/ja_JP/all.js#xfbml=1&appId=xxxx";
fjs.parentNode.insertBefore(js, fjs);
}(document, 'script', 'facebook-jssdk'));</script>
言語を指定するには、js.src のURL部分の言語コードを変更します。例えば次のような言語コードが指定できます。
言語 | 言語コード |
---|---|
英語(アメリカ) | en_US |
中国語(簡体字) | zh_CN |
タイ語 | th_TH |
ポルトガル語(ブラジル) | pt_BR |
facebookが対応している言語は70以上あります。指定可能な言語コードの一覧は Developers サイトの XMLファイルにまとまっています。
iframeの場合は、like.php の locale パラメータで指定。
iframeで設置する場合は、src で like.php に渡すパラメータに locale を追加して言語コードを指定します。指定する言語コードはHTML5の場合と同じです。
<iframe src="//www.facebook.com/plugins/like.php?locale=ja_JP&href=
http%3A%2F%2Fwww.idanet.co.jp&send=false&layout=standard&wi
dth=450&show_faces=true&action=like&colorscheme=light&
font&height=80&appId=xxxxxx" scrolling="no" frameborder=
"0" style="border:none; overflow:hidden; width:450px; height:80px;"
allowTransparency="true"></iframe>
Twitter「ツイート」ボタンの言語設定
Twitterの場合は、公式サイトから言語を指定してボタンのHTMLソースを取得することができます。
ロシア語を選んだ場合のソースはこんなカンジです。
<a href="https://twitter.com/share" class="twitter-share-button"
data-lang="ru" data-count="none">tui-to</a>
<script>!function(d,s,id){var js,fjs=d.getElementsByTagName(s)[0];
if(!d.getElementById(id)){js=d.createElement(s);js.id=id;js.src="
//platform.twitter.com/widgets.js";fjs.parentNode.insertBefore(js,fjs);
}}(document,"script","twitter-wjs");</script>
多言語化に関する部分は、aタグの data-lang 属性の部分です。aタグではさまれた「ツイート」にあたるテキストはこのまま表示されるわけではなく、JavaScriptで上書きされているようです。JavaScriptが有効ではない場合には、このテキストが表示されるようです。
Twitterは33言語の設定が可能です。インドネシア語やマレー語には対応しているのに、ベトナム語に対応していないのは意外でした。主な言語コードの表記は下記のようなものです。
言語 | 言語コード |
---|---|
英語 | en |
簡体中国語 | zh-cn |
ポルトガル語 | pt |
ドイツ語 | de |
Google plus「+1」ボタンの言語設定
Google+の場合も、公式サイトから言語を指定してボタンのHTMLソースを取得することができます。
簡体中国語を選んだ際のソースはこんなカンジです。言語の指定は、JavaScript部分の window.___gcfg 変数に渡す値で指定されています。{lang: ”}の部分です。
<!-- Place this tag where you want the +1 button to render. -->
<div class="g-plusone" data-annotation="inline" data-width="300"></div>
<!-- Place this tag after the last +1 button tag. -->
<script type="text/javascript">
window.___gcfg = {lang: 'zh-CN'};
(function() {
var po = document.createElement('script'); po.type = 'text/javascript'; po.async = true;
po.src = 'https://apis.google.com/js/plusone.js';
var s = document.getElementsByTagName('script')[0]; s.parentNode.insertBefore(po, s);
})();
</script>
上記の設定で、ボタンの上にロールオーバーした際のメッセージも指定した言語で表示されます。Google+ は61の言語に対応していて、主な言語コード表記は下記の通りです。
言語 | 言語コード |
---|---|
英語(アメリカ) | en-US |
簡体中国語 | zh-CN |
ポルトガル語(ブラジル) | pt-BR |
韓国語 | ko |
+1 ボタンで利用可能な言語と言語コードは下記のページにまとまっています。
ところで、今回あらためて調べてみて、facebookが対応している言語に「Leet Speak」があることに気づきました。こんなモノにまで対応しているんですねぇ。言語コードは fb_LT だそうです。
WEBチーム:堤
最新の記事
-
英文開示の翻訳を翻訳会社に依頼するときのポイントを解説
-
IR資料の英文開示に機械翻訳を活用する方法を東証のハンドブックから解説
-
東証の「英文開示ハンドブック」に見る、IR資料翻訳を進める3つのステップ
-
機械翻訳とプロ翻訳を融合した翻訳手法「ポストエディット」の活用方法を解説
-
HTMLマニュアルのメリットとは
よく読まれている記事
【実践ガイド】海外向け多言語サイトの作り方と制作費用を7つのトピックで解説
多言語サイトで機械翻訳を使うときの5つの注意点
Google公式情報に見る海外向けサイトのSEO、多言語サイトのSEOポイント
HTML直接翻訳で多言語サイト制作の手間と費用を大きく削減
多言語LP(ランディングページ)制作で押さえたい4つのポイント