多言語チェックのチェック項目には、「訳抜けチェック」「用語チェック」「誤訳チェック」などがあります。これらをソフトウェアで自動化することで品質を確保できます。その後、専門の校正者が細かい表現のチェックなどを行います。

翻訳チェック

ツールによる機械的なチェック

  • 表現のブレ
  • 数値や機種名の誤り
  • 訳抜け
  • 用語集を読み込ませて、指定用語が適切に使用されているかのチェック
  • 言語毎の特長を考慮したチェック(スペースの入れ方やクォーテーションマークの形など)

ツールによる機械的なチェックを実現し、翻訳メモリのメンテナンス性を向上させるためには、翻訳の内容チェックとレイアウトチェックを切り分けることが有効です。また各チェックで必要とされる専門性も異なります。

機械的な翻訳チェック(訳抜け、用語、誤訳の確認)

校正者による翻訳チェック(内容、表現の確認)

DTPオペレーター /WEBデザイナーによるレイアウト仕上げ

校正者によるレイアウトチェック

対訳表(バイリンガルファイル)を利用したお客様チェック

翻訳チェックをお客様側でも対訳表の状態で行うことができれば、翻訳メモリのメンテナンスをより効率的に行うことができます。現実的にはレイアウトを確認しながらPDF上で校正を入れる場合が多く、その場合はチェック結果を翻訳メモリに別途手作業で反映させる工数が必要になります。