「翻訳+多言語WEBサイト制作」のポイント

翻訳+ウェブサイト制作のスケジューリング

  • 日本語原稿校了のスケジュールが流動的な場合、サイト公開日から逆算して、翻訳とWEBサイト制作のスケジュールを調整します。翻訳チェック工程も含めて確認し、原稿の必要な日時を明確にします。
  • 日本語サイトの更新時には、更新箇所の差分をツールによって判別し、必要箇所のみ翻訳します。
  • 原稿をまずHTMLの状態で組んでから、CATツール(Trados®、MemSource等)を使って翻訳します。HTMLの状態のまま翻訳することで、コピー&ペーストが不要になり、作業時間の短縮、言語が分からないことによるミスの防止が実現されます。

ブラウザーチェック

  • 各言語の翻訳者であるネイティブが完成したサイトを確認し、ネイティブの目線で違和感がないかをチェックします。
  • スペルミス、文章の不整合、フォント、改行などは、ブラウザー上で最終仕上がりの見え方を確認する必要があります。
  • フォントサイズは、デバイスによって表示が異なるため、各ネイティブがスマートフォン、タブレットサイズでのチェックする必要があります。特に、スマートフォンの画面サイズで画像テキストが読めるかどうかは注意するポイントです。
  • キャッチコピーなどテキストが長すぎる場合、翻訳者から短いテキストを提案することもあります。

日本語のサイトが無く、海外向けサイトをオリジナルで立ち上げる場合

  • 翻訳済みのテキスト(パンフレット、会社案内、製品情報など)、新規翻訳が必要なテキストなど複数の素材があるため、再利用する部分と新規翻訳が必要な部分を整理し、翻訳表現の統一などを図る必要があります。
  • 既存原稿から用語集、翻訳メモリなどの対訳データを作成します。
  • サイト設計やデザイン案をどの言語で作成するかを検討します。日本語でなければ各項目の配置が適切か、設計時に直感的にわかりづらく、逆にデザイン案は各言語でなければ印象が判断できません。
    一旦、日本語や、日本語による解説を加えたワイヤーフレームを作成して、要素を確認してから、翻訳対象言語でデザインを作成するのが理想的です。