santec AOC株式会社様 ウェブサイトリニューアル事例インタビュー
多言語CMS導入/海外向けウェブサイト制作(日本語・英語・簡体字中国語)

受注前から始まる信頼関係
グローバルBtoBサイトを
1社で完結させるパートナーの選び方

海外売上8割のBtoB精密光学部品メーカーが、多言語サイトリニューアルにアイ・ディー・エーを選んだ理由とは?
光技術で世界市場を切り拓くsantec AOC株式会社。グローバルBtoB企業が、ウェブサイトのフルリニューアルにあたってパートナーに選んだのがアイ・ディー・エー(以下、ida)でした。マーケティングコミュニケーション担当の上倉氏に、プロジェクトの背景から成果までを伺いました。

santec AOC株式会社
PLMグループ
マーケティングコミュニケーションスペシャリスト
上倉氏
※写真はPLMグループの皆様です。
※インタビューはオンライン会議を使って行いました。
光通信から空間光変調器まで——世界を舞台にする精密光学部品メーカー
まず、御社の事業内容を教えていただけますか。
上倉氏:
私たちsantec AOCは、santec Holdings株式会社(証券コード:6777)のグループ企業です。1979年創業のsantecグループは日本を拠点に、北米・欧州・アジアをはじめ世界各地にネットワークを展開しており、santec AOCはその中で光部品関連事業を担っています。「光技術の革新を通じて、世界中に新しい価値を届ける」という企業理念のもと、データセンターなどの通信インフラを支える精密光学部品を世界市場へ提供しています。
主力製品は三つあります。光ファイバー内のノイズを除去して信号品質を高める光フィルタ、光パワーを精密に減衰させて通信機器を保護する光アッテネータ、光信号の強度をリアルタイムで監視する光パワーモニタです。これらは光トランシーバの内部やその周辺で使われています。
また、液晶技術を応用した空間光変調器(SLM)も展開しています。光の波面を自由に操ることができるデバイスで、量子コンピューターにおける量子ビット制御や顕微鏡の収差補正、レーザー加工プロセスの制御など、研究から産業用途まで幅広く活用されており、世界中の大学・研究機関でも採用いただいています。
売上の約8割が海外ですので、グローバルサイトは私たちにとって非常に重要な接点です。
サイト独立とグローバル対応、問合せ30%増を目標に
今回のサイトリニューアルの背景と課題を教えてください。
上倉氏:
背景は二つあります。一つはグループ各社がそれぞれ独立したウェブサイトを持つ流れがあったことです。これまでsantec Holdingsサイトの一部分をsantec AOCのサイトと位置づけていたところから、新たに独立したサイトとして立ち上げることになりました。
もう一つは、既存サイトの運用課題です。以前から日本語・英語・中国語の3言語に対応していたのですが、中国語サイトはアウトソース先が管理していて自社では編集できない状態でした。情報更新のたびに時間と工数がかかっていましたし、世界各地のユーザーに対して安定した表示速度を確保する仕組みも整っていませんでした。
また、今回のリニューアルの目標として、ウェブ問い合わせ数30%増を設定しました。そのための導線改善や内部施策もポイントでした。
受注前の対応が数年後の選定につながる

いくつかの候補からidaを選んでいただいた決め手は何でしたか。
上倉氏:
実は今回が初めてのご縁ではないんです。以前、別製品のランディングページ制作で相見積りをお願いしたことがありました。その時は最終的に別の会社に決まったのですが、idaさんの対応がすごく印象に残っていたんです。他社事例の紹介や「こうするともっとよくなりますよ」と具体的な改善提案をしてくださって。
今回のリニューアルの話が出たとき、真っ先にidaさんのお名前が浮かびました。複数社にお声がけして最終的に絞り込んだ3社について「提案力」「コミュニケーション」「コスト」「制作実績」の4つの軸で評価し、総合的に一番だったidaさんにご依頼することになりました。
グローバルサイトの実績が多いこと、多言語翻訳に強みがあることもポイントでしたが、担当ディレクターの方の知識やコミュニケーション面の安心感も大きかったと思います。
複数社のシステムが関連するプロジェクト全体を統括
プロジェクトを進めてみて、idaに依頼してよかったと感じた点はどこでしたか。
上倉氏:
今回の技術構成がかなり複雑だったんです。
グループ会社間での統一を図るため、オリジンサーバと基本的なWebデザインには当社からの指定があり、加えて、
- 新規CMSの選定と導入
- サイト多言語化とAI翻訳にWOVN.io
- CDN(Fastly)による海外配信対応
- クッキー同意管理にOneTrust
といったように、複数のサービスが組み合わさっていて。
idaさんにはプロジェクト全体を統括して最適化してくれる役割も期待していました。
私自身はエンジニアではないので、技術的な話は正直わからないことだらけでした。idaさんが全体のシステム構成を図解してわかりやすく説明してくださって、情報システム部門との打ち合わせでも主導していただきました。そのおかげで社内の理解がスムーズに進みました。
翻訳についても、当初は社内の海外拠点スタッフに対応してもらうつもりだったんですが、量が多すぎて。idaさんは多言語翻訳もされているので、お願いすることになりました。WOVN.ioの導入からAI翻訳の適用とネイティブチェック・ポストエディット(英語・簡体字中国語)、現地スタッフが最終確認するというフローを作れたのは、idaさんならではのサポートだったと思います。
問い合わせ数30%増 – 本質的な指標で見る成果
リニューアルの効果はいかがでしたか。
上倉氏:
ウェブ問い合わせ数については、リニューアル後3ヶ月間の前年同月比で約30%増となっています。当初の目標に届く数字が出始めていて、目指していた方向に進んでいると感じています。
分析環境も大きく改善しました。以前は santec Holdingsサイトの一部だったため、AOCのデータを取り出すのに手間がかかっていたのですが、独立したプロパティとなったことで、自社コンテンツの動向をシンプルに把握できるようになりました。idaさんに作っていただいた探索レポートもとても見やすくて助かっています。
新しいウェブサイトを活かして、次はコンテンツの充実とスピーディーな情報発信を進めていこうと考えています。
コンテンツを育てる、次のフェーズへ

今後の取り組みについて教えてください。
上倉氏:
技術記事やアプリケーションノート、ケーススタディ、ホワイトペーパーといったコンテンツをどんどん充実させていきたいと思っています。海外の拠点からも技術記事を増やしてほしいという声が上がっていますし、製品情報と連動させながら展開していく予定です。
2026年4月からはウェブサイトの更新サポートもidaさんにお願いしています。翻訳と制作を一緒に動かせる体制があるので、新しいコンテンツをなるべくタイムラグなく多言語で出していけると思っています。作って終わりではなく、一緒に育てていくパートナーとして、引き続きよろしくお願いしたいと思っています。
こちらこそ、ぜひ今後ともよろしくお願いいたします。
今回のプロジェクトでは、表面的なウェブサイトのリニューアル+多言語対応だけではなく、サーバインフラやCMS、各種外部ツールも含めた裏側の構成や運用設計も大きく見直されました。 それまでの運用になかった要素が増えたり、更新の方法やフローが変更になったりと、変化が大きいほどお客様側の負担や不安も大きくなります。
グローバルBtoBサイトに必要なのは、技術・言語・プロジェクト管理をカバーしつつ、そうしたご担当者様の隣に立ち、パートナーとしての価値を提供し続けていくことだと考えています。
数年前の受注前のご提案からつながって始まったsantec AOC様のプロジェクトは、そうした私たちの姿勢が形になった事例でもありました。
グローバルサイト制作やサイト多言語化について、お困りごとやご相談がございましたら下記お問合せフォームからお気軽にご連絡ください。


