
海外向けメール配信の注意点
海外向けのメール配信では、、米国のCAN-SPAM法を初めとして、日本よりも厳しい規制があります。現地の事情を理解せずに違法な配信を行った場合、法的な問題だけでなく、企業イメージの低下や、メルマガ全体がスパムとしてブラックリストに登録される恐れもあります。 そうなった場合、海外向けのマーケティングという目的にとってはむしろマイナスとなってしまします。
海外向けメール配信とオプトイン・オプトアウト
海外向けのメールマーケティングでは、メール会員の登録・解除の方法として、「オプトイン」・「オプトアウト」について理解した上で、特に日本との違いについても認識しておく必要があります。
| オプトインとは | 配信先のメーリングリストを作成する際に、あらかじめメール配信の許可を明示的に得た相手にのみ配信を行う方法。 |
|---|---|
| オプトアウトとは | 許可を得ないまま、入手したメールアドレスをメーリングリストに加え配信し、拒否の手続きをとった場合に、配信を停止する方法。 |
現在では、日本も含め世界的にオプトインによる配信が義務付けられています。オプトインを実施する方法としては下記が考えられます。
- WEBサイト上でメルマガ会員を募集する
- WEBサイトの問い合わせ、資料請求時に、メルマガ希望のオプション(チェックボックス)を設ける
- 営業担当が収集したメールアドレスに、営業としてメールを送りWEBサイトに誘導した上で、メルマガ登録を促す。
- 展示会で収集したメールアドレスに来場お礼のメールを送り、WEBサイトに誘導した上で、メルマガ会員の登録を促す。
- 展示会でメールアドレスを収集する際に、メルマガ配信を希望するというオプションを設けた用紙に記入をしてもらう。
ここで、日本国内への配信と比べて、特に気をつけなければいけないのは、「名刺交換をした相手」への対応です。
| 日本の場合 - 「迷惑メール防止法」 |
海外の場合 - 米国「CAN-SPAM法」、 EU指令等 |
|---|---|
| 名刺交換や、ビジネス上の取引において取得したメールアドレスは、オプトイン規制の例外として扱われる。 ↓ オプトアウトによる受信拒否のオプションを設けていれば、広告メルマガを送信しても良い。 |
名刺交換のみで入手したメールアドレスはオプトインとは認められない。
↓ そのまま、定期的な広告メルマガの配信に使うことはできない。 |
海外の法規やガイドラインに反したメールマーケティングを行ったことによる罰則などは、今後、多国間での協定などにより強化されていくものと思われますが、そのような具体的な罰則以外にも、下記のようなリスクが考えられます。
- 企業イメージが損なわれ、ユーザの信頼を失う。
- 送信元のドメインがスパム送信元としてブラックリストに入れられる。
したがって、海外に向けてのメール配信には必ず、メール配信を許可するという手続きをユーザにとってもらう必要があります。
また、その際には、メール配信を許可したユーザに再度確認のメールを送った上で(ダブルオプトイン)、配信リストに加える方法が最善です。
その他、配信解除の機能(オプトアウト)や、配信元の情報なども必ず提供する必要があります。
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